【簡単解説】初心者でも分かりやすい漫画の本格的作り方手順
こんにちは。
今回は【簡単解説】初心者でも分かりやすい漫画の本格的作り方手順の記事です。
初心者の方の中に「漫画の作り方の手順」が分からない方も多いのではないでしょうか。
漫画の作り方の手順は基本
「構想」→「プロット」→「ネーム」→「作画」になります。
じゃどうやって作っていくの?
ここの部分を記事にしていきたいと思います。
こんな方におすすめ
・漫画を描くのが初めての方
・漫画を描く手順を知りたい方
・改めて漫画の描き方を勉強したい方
構想「構想を練る→固めて行く」
まずは構想を練っていいきます。
これは自分の中の「描きたい事」を練り上げていく作業になります。
しかし描きたい事自体がモヤモヤしている人が多いと思います。
何かを描きたいケド、それが何かが漠然としすぎている。
動機を見つけてあげる
そんな方はまずは頭の中を覗いてみましょう。
・自分の好きな事
・自分が興味ある事
・人に伝えたい事
・ふつふつと湧き上がる勘定
多分この中のどれかに当てはまると思います。
ここで重要なのは、「自分が描きたいモノ」をしっかりと判断してあげる事です。
例えば「SFラブコメ」を描きたい時に「SFを描きたいのか」「恋愛を描きたいのか」で見せ方が大分違ってきます。
ここが「動機」と言われる部分です。
なにを描きたいのか、なぜ描きたいのか。
ここをまずは探っていきましょう。
そうすることで、自分の中のモヤモヤが少しずつ形になってきます。
アイディアを加える
動機の部分が出てきたら、次にそこにアイディアを加えてあげます。
アイディアは動機とセットになっている事が多いです。
頭の中にあるモヤモヤを形にしていくと、何を描きたかったかがハッキリしていき、そこにアイディアがセットでくっついてくる場合が多いです。
そのアイディアを動機に加えてあげます。
この時に動機に最適なアイディアの角度を見つけてあげると
いろいろなアイディアの見せ方ができます。
例えば「SF+友情」で動機が友情なら、SFがアイディアの部分になると思うのですが、このSFの角度を色々調整して当てはめてみる。
・宇宙が舞台でも色々な惑星間の友情
・宇宙船の中での友情
・パラレルワールドが設定の友情
等など「SF」というアイディアの切り口でも色々と出てきます。
このアイディアの角度を再適確で動機に加えてあげると、より新しく、伝える事が出来ます。
ここが主人公という形でも当てはまります。
ストーリーの断片集め
またストーリーの断片集めもしておくといいでしょう。
構想の段階で頭の中にストーリーの断片(エピソード)も浮かんでくると思います。
「ここは主人公と友人がああしてー」
「ここの惑星で敵が出てきてー」
すごいぼんやりしたものでも良いので、片っ端からメモしていきましょう。
思いついたらすぐメモするのがミソで、後になってしまうと忘れてしまうからです。
それを後々パズルピースの様に組み合わせていきます。
大事な部分が大半なのでもれずにメモしていき、集めていきましょう。
プロットの作成
プロットとは作品の骨格の部分になります。
めちゃくちゃ大事な部分なので、気合いを入れて作ります。
もう一度言います。めちゃくちゃ大事な部分なので、気合いを入れて下さい。
プロットが大事な理由は「ネームの骨格になる」からです。
ネームの大切さは漫画家を目指す皆さんなら重々承知だと思います。
そのネームの骨格、道筋になる部分です。
これはめちゃくちゃ大事でしょ?
骨格=設計図と捉えてもらうと大変分かりやすいと思います。
ここをしっかり作れないと、いい動機もアイディアもキャラクターも全然生きないので注意してくださいね。
じゃ実際どうやって組んでいくかというと、まずは起承転結を簡単に書いていきます。(序破急もありますがそこ今度書きます)
・「起」は背景や事前の情報
・「承」は本題の導入部分
・「転」はできごとや展開
・「結」はできごとへの対処・締め
簡単に表すと「物語のはじまり」→「何かが起きて」→「逆転が起きる」→「結果」です。
ここにあらゆる要素を当てはめていくイメージです。
ここで先ほどのストーリーの断片が約に立ってきます。
「じゃこの主人公と友人が出会シーンは起において」
「この敵が現れるシーンは承だな」
といった具合です。
ストーリーの断片と起承転結を照らし合わせて組み合わせていきましょう。
ここのプロットは詰め込んで作れば作る程、ネームの時にスムーズに進みます。
気合いをいれて作ってきましょう。
ネーム
さてプロットが作り終わったら次はネームです。
ネームは重要ですが、先のプロットがちゃんと作れていれば迷子になる事はありません。簡単です。
「プロットを最大限伝わる様に描く」だけです。
プロットで作った骨格に肉付けをするイメージです。
「この出会いのシーンを感動的に伝える様に描く」
「この戦闘シーンをめちゃくちゃかっこよく伝える描く」
プロットで作った骨格を「めちゃくちゃ伝える」イメージで作っていきましょう。
ここで必要になってくるのが、画力や演出力などの「絵作り」の部分です。
ここの絵作りの力が強ければ強いほど、「自分の思い描いたシーン」を再現できるようになります。(ここもどこかで詳しく書いていきます)
ネームの大変な所は「削る」部分だと思います。
プロットで骨組みは作りましたが、大体の構想の段階は色々出てくるので、それをページ数が決まったネームに落とし込むのは大変な作業になってきます。
結構はみ出ている部分がありませんか?
ここも作家の力量の部分でしょう。
作品にいらない部分を削る作業。
それを見極める力。
きっと「要らない部分」はあります。
ここで注意するのは「客観的に見る」です。
自分の中のお気に入りのシーンが実は要らないシーン。なんてことはザラです。
客観的に判断して要らないシーンを削り、無駄のないネームをつくりましょう。
作画作業
ここまで来たら後は皆さんのご褒美タイムです。
描きたくて描きたくてうずうずしていたでしょうから、その思いのたけを原稿用紙やペンタブにぶつけて下さい。
基本的な作業は
下書き→ペン入れ→ベタ入れ→効果線を引く→修正→吹き出しにセリフを入れる。です。
ここの作業に関しては知識というより「手で覚える」部分が大半です。
なので、しっかり丁寧に描いていき、自分の体に馴染ませましょう。
その積み重ねが、よりよい漫画をつくっていきます。
また作画で必要なアイテムの記事も書いていますので、ご興味あれば見ていってくださいね。
とりあえず描き切る
漫画を作る上でめちゃくちゃ大事なメンタルの部分です。
漫画を描いていると「プロット」「ネーム」「作画」の段階で
「こんなんじゃだめだ」「とてもじゃないけど人に見せられない」という気持ちが湧き上がってくるとおもいます。
これは誰しも湧き上がる感情で、とても強い強い感情だと思います。
しかしこの感情に負けないでください。
漫画を作り上げて下さい。
漫画はいわば我が子です。
その我が子を自分が恥ずかしいからと手放してしまわないで下さい。
ここを乗り越えれば必ず自分の力になります。
その作り上げた漫画が皆さんに与える恩恵はすさまじいものです。
必ず自身の漫画道の宝物になります。
納得できなくても完成させる。
これが漫画を描く上で一番必要な部分かも知れません。
まとめ
以上【簡単】初心者でも分かりやすい漫画の作り方手順でした。
今後キャラクターやストーリーの作り方や絵の描き方などの記事も充実させていきますので、当ブログをチェックしていただければ幸いです。
漫画は総合的なスキルが必要ですが、それらを分解して行けば、クオリティの点数を上げていくことは可能だと思っております。
そのお力添えにこの記事がなってくれれば幸いです。
みんなで良い漫画を創っていきましょう。
ではまた。