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イラストレーター・漫画家が知っておくべき【プロダクトアウト・マーケットイン】について

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イラストレーター・漫画家が知っておくべき【プロダクトアウト・マーケットイン】について

こんにちは。
本日はイラストレーター・漫画家が知っておくべき「プロダクトアウト・マーケットイン」について書いていきたいと思います。

プロダクトアウトとマーケットインはマーケティングの基本的な概念であり、「商品を売る」という上でとても重要な考え方の一つです。

今回はこちらを「イラストレーター・漫画家」に置き換えて、どう活用していくかを書いていきたいと思います。

きっとお役に立てる情報だと思いますので、最後までお付き合いください。

こんな方におすすめ

・フリーランスとしてイラストレーター・漫画家で活動したい方
・売り方の基礎的な部分を知りたい方

プロダクトアウト・マーケットインとは?

まずはプロダクトアウトとマーケットインとは何かを簡単に説明していきます。

プロダクトアウト

プロダクトアウトとは、会社側(クリエイター側)が作りたい物や企業の方針に沿って製品開発を行い、お客様に提供・販売していく考え方です。

作る側が良いと思ったもの、得意とする技術やこだわりを活かした製品を製造・提供していきます。
どちらかと言うと「この製品はうちのこだわりがある!」「良い商品だから売れる!」という考え方が軸としてあります。

appleのiPhoneやソニーのウォークマンなどは、プロダクトアウトで大成功を収めた良い例ではないでしょうか。

自社の強みやこだわりを最大限に生かして商品開発をした結果だと思います。
その並々ならぬこだわりに惹かれてファンになる人が多いのも特徴です。

まさに「新たな価値の創造」にもつながってくる部分ですね。

マーケットイン

マーケットインは顧客のニーズをあらかじめリサーチしてから製品を製造・提供していく考え方です。

顧客のニーズ・声や視点を重視して製品開発を行うので、大きなズレが少ないのが特徴です。
またターゲットをある程度絞って開発している分、マーケティングの際もより詳細にターゲティング出来るのが利点となっております。

プロダクトアウト・マーケットインのそれぞれのメリット・デメリット

ではプロダクトアウトとマーケットインのメリット・デメリットを見ていきましょう。

プロダクトアウトのメリット・デメリット

★メリット
・自社の強み発揮できる
・新しい製品を生み出せる
・ヒットすれば独占状態になりやすい
・熱心なファンが付きやすい

★デメリット
・独りよがりになる可能性がある
・不発に終わることもある

マーケットインのメリット・デメリット

★メリット
・リサーチをするのでリスクが少ない
・商品改良して次の商品に繋げやすい
・開発スピードがプロダクトアウトより早め

★デメリット
・リサーチと改善が主な開発部分なので大ヒットが少ない
・類似品が多くなる
・後から参入された企業に真似されやすい

イラストレーター・漫画家がプロダクトアウトとマーケットインを意識する

プロダクトアウトとマーケットインがなんとなく分かって頂けたと思います。

それではイラストレーターと漫画家がこれらを意識する点、ビジネスとして売っていく時に当てはめていく点を書いていきます。

まず多くのイラストレーター・漫画家は「プロダクトアウト目線」になりがちです。自分のこだわり、作れるものを商品として制作する事があります。
しかし売れる多くの場合は、「拡散されて知れ渡った作品」がほとんどとなっています。

では拡散される作品とは?
大体が「上手い絵」「個性を感じる絵」「良いコンテンツの漫画」になります。

ではこれらを意図的に作れる人は多いのか?残念ながら少ないです。
絵の上達は才能による所が多いです。
元より空間・物体を捉える力が強い。色彩感覚が鋭い方など、感覚値が高い人がいますし、漫画では今までの経験と感性から作られる部分が差として出てきます。

これらは練習である程度近づけますが、そこからは個々の環境から得てきた才能の部分に大きく左右されると思います。

しかしそこをビジネスとして見た場合悲観する必要はありません

先ほども言いましたが、これらの方の多くは「プロダクトアウト型」です。
自分の作り出す作品に圧倒的価値観を持っている人です。そしてその実力があります。

正にappleのiPhoneです。スティーブ・ジョブスです。

しかしそこにまっこうから勝負を挑む必要はありません。

マーケットイン感覚を持つ

プロダクトアウト型には勝てる要素が少ないなら、マーケットインを取り入れてビジネスをしていきましょう

ではイラストレーター・漫画家におけるマーケットインとは?
それは企業様や個人様が求めている「イラスト」ないし「漫画」を作る事です。

簡単な例で行くと、カタログに入れる「説明イラスト」。企業紹介などの「PR漫画」になります。

これらは完璧に「プロダクトアウト」ではありません。(あっても難しいです)

他にも色々あります。
そこのニーズに対して商品を開発していく。
そこにアプローチをしていく(ここは戦略が必要なのでまた書きたいと思います)

これって確率がめちゃくちゃ上がっているの分かりますか?

「俺の描いた絵買ってくれ!」
より
「アナタの欲しい商品作りました。いかがですか?」
の方が買ってくれる確率は断然高いですよね?

そしてニーズを汲み取っている分ターゲティングが断然しやすいです。
そして欲しい人に刺さりやすいです。
砂漠で水が欲しい人に唐辛子を売っても意味ないですよね?
砂漠では水を売りましょう。という事です。

なのでイラストレーター・漫画家さんにはまずマーケットインで活動していくことをおすすめします。

プロダクトアウトはダメではない

じゃプロダクトアウトはダメなの?と思われた方も居ると思います。
結論は「そんな事ありません」。

プロダクトアウトはマーケットインをやりつつ取り組めばOKです。

マーケットインで仕事を獲得しつつ、自分のこだわりと強みでプロダクトアウトとして商品を作っていく。

その価値を見出してくれる人が居たら買ってくれる。

しかし最初はマーケットインの部分で力を入れないと、ビジネスとしては進んでいかないと思うので、まずはマーケットインで進み、ある程度実績を出していった段階でプロダクトアウト商品も作っていく。のが理想だと思います。

一番ダメなのがプロダクトアウトにこだわり、お仕事に繋がらない場合です。

これは「単価」の部分にも直結してくるので、余計負の連鎖に繋がります。
(単価の部分も今度書きます)

なのでまずはマーケットインお仕事を獲得しましょう。というお話です。

まとめ

今回はイラストレーター・漫画家が知っておくべき【プロダクトアウト・マーケットイン】について。でした。

お仕事を取る上でとても大事な考え方になってくるので、是非ここを意識して活動していって頂けたらと思います。

今回はあくまで基礎的な考え方についての記事なので、今後より具体的に「どう行動していくか」の部分を戦略を交えて書いていきますので、その際は是非読んでやって下さいね。

ではまた。