【初心者でも安心】フリーランス漫画家がiPadで漫画を描くのをオススメする理由
今回はフリーランス漫画家として活動している著者がゴリゴリ愛用している「iPad」についての記事です。
とっても有能で大変お世話になっているデバイスです。
なので初心者の皆さんにもiPadの魅力をお伝えできればと思います。
皆さんiPadで漫画を描いていますか？
簡単に説明致しますと、iPadとはappleが販売しているタブレット端末です。
世界の漫画家やイラストレーター、クリエイターやビジネス、学業の場でも活用されている、オールマイティー端末です。（汎用性半端ないです）
その用途は多岐に渡り、漫画を描くのにも最適な端末になっております。
そんな素晴らしいiPadの利点は？
初心者にも使いやすいの？
漫画家が漫画を描く上で何が良いの？
どんな機種やアプリを使えば良いの？周辺機器は？
色々な疑問があると思いますので、iPad活用歴４年で現在漫画家フリーランスとして お仕事をしている著者が今回は詳しくご紹介していきます。
少しでも参考になれれば幸いです。
こんな方におすすめ
・iPadを買おうか悩んでいる
・iPadの使い方が分からない
・iPadで使えるお絵かきアプリを知りたい
iPadは漫画家が漫画を描く上でオススメの選択肢
長年漫画を描いてきて、アナログからデジタルへ。
時には板タブを駆使して漫画を描いていた時代もありました。
それがiPadが出てきて一つの時代が変わりました。
iPadとapplepencilで漫画がスラスラ描けちゃったんです。
これは衝撃を受けたと共に、感動さえ覚えました。
そこから漫画家やプロクリエイターもこぞって
iPadとapplepencilで漫画や絵を描くようになっていき、デジタルで漫画を描く上で、iPadは完璧に一つの選択肢になりました。
とても強い強い選択肢に。
そして初心者が選択しやすい選択肢になりました。
【新作M1搭載iPadが出ました！】
実際iPadでどれだけ描ける？
アナログでもペンタブでもなく、iPadというタブレットでどこまで描けるのか疑問に思う方も多いと思います。
漫画ないしイラストをどこまで描けるか。実際に見てもらった方が分かりやすいと思うので、制作した物を掲載させて頂きます。
現在では昔の様な「デジタルっぽさ」は無くなってきていて、漫画にイラストに様々な表現が可能となってきております。
また漫画やイラストの仕事がほとんど「デジタル作画」なのでデジタルで再現できる技術が必要なのも重要なポイントです。
初心者漫画家がiPadで漫画を描く上でのメリットは？
漫画家がiPadで漫画を描くメリットは？
なんでオススメなの？と思っている方もいらっしゃると思うので、ご説明いたしますね。
特に初心者の方にはメリットばかりです。
まずはやはりパソコンが要らないところではないでしょうか。
デジタルで漫画を描く際にはペンタブを使いますが、ほとんどの場合はパソコンが必要です。
しかしiPadではパソコンが必要ありません。（あった方が便利な部分はもちろんあります）
実際に自分はパソコンを使用せずに、iPadで漫画を描いて、お仕事をさせて頂いております。
iPadなら型落ちだとお値段も安くなりますし（自分のiPadProは第二世代ですが現役バリバリで漫画を描けています）
またiPadは画面に直接描けるので、まるで液タブに描いているかのように、絵を描く事が出来ます。※ペンタブについて詳しく知りたい方はコチラをクリック
ここも初心者の方にはメリットではないでしょうか。
アナログで描いてきた方が大半だと思うので、それに近い感覚でデジタルが描けるのもそこも良い点かなと。
更に更に持ち運びもできちゃうんです。
それこそ、どんな所でも漫画を描く事が出来ます。
カフェでも公園でも友達の家でもどこでもです。
描くモチベーションをコントロールする事が出来るのもiPadの凄い所です。
しかもすべての作業をiPad内で完結することが可能。
ノートアプリを使って、構想からプロット、ネームまで。
そして下書きペン入れ、セリフ入れに着色まで。
マルっと完結出来て、その作業がどこでも出来ちゃう。
しかもパソコン等の機材を揃える必要もない。
、、、利点だらけじゃないですか？
めちゃくちゃすごいんですiPadって。
どのiPadを使えばいいのか。
じゃどのiPadを使えば良いのか？
そんな疑問があると思います。
初心者の方は迷う所ですよね。
現時点で自分からは一言「iPad Pro 一択！！」です。
更に言うなら「12.9インチ」がおすすめです。
これには理由があります。
iPadは無印とProがあるのですが、Proの方が性能が上です。
そしてフレッシュレート数値がProの方が高い。
これはペンで線を引いた時の「追従」に影響してきます。
自分自身無印iPadを持っていて、使用するのですが、線を引くとProより遅いのを感じます。
特に線を素早く描くシーンでは、線が遅れて着いてくるのが分かります。
スピード線など素早く連続して線を引くときは顕著にでます。
これを意識するかしないかは、個人による所がありますが、自分自身はそれがストレスになりました。
Proに関してはそれらがありません。
ストレスフリーで線が引けます。
ストレスフリー最高です。
それと12.9インチが良い理由は、単純に大きいからです。
これは単純ですが物凄く重要な部分になります。
12.9インチだと原稿に近いサイズになります（足りないですが）
やはり、原稿に近いサイズで慣れている人が漫画家には多いと思うので、その認識のまま漫画を描けるのは物凄い利点です。
画面が小さいと全体的なバランス、線の太さ等が自分が思ったものと違う事が出てきます。
慣れている環境でこそ良いパフォーマンスを出せると思っています。
これらがiPadPro12.9インチをオススメする理由です。
【新作もでました！】
お絵描きアプリが充実している。
『CLIP STUDIO PAINT』クリップスタジオ
iPadで漫画を描く環境はアプリ面でも整っています。
まずは王者『CLIP STUDIO PAINT』のご紹介。
クリップスタジオは漫画描きの人なら一度は聞いたことある名前でしゃないでしょうか。
パソコンでのソフトがメインでしたが、iPad版としてのアプリがリリースされ、iPadでも使用する事が出来る様になりました。
クリップスタジオは漫画を描く上でのツールとして、完成され尽くしているアプリケーションです。
ブラシや各ツールの完成度も高く、最強の漫画制作アプリとして降臨し続けています。
自分なりのショートカットやツール配置をする事で作画スピードが上がっていくのも面白い所です。
注意するべき点として、かなりの種類があるので、購入の際は良く調べて購入してください。こちらの記事に軽くまとめているので、ご参考にして下さい。
『ibisPaint』アイビスペイント
続きまして、アイビスペイントのご紹介です。
アイビスペイントはお絵かきアプリの中でも、初心者にとても使い易いアプリとなっております。無料と有料（買い切り）があるのですが、自分は有料版を購入しています。有料版では使えるツールやブラシが増えています。
イラストも勿論かけるのですが、漫画を描く際のツールが豊富なのがとても良いです。
吹き出しや集中線、パース定規にコマ割りツールも入っていて、漫画を描くのに特化しているお絵かきアプリと言っても過言ではないです。
このアイビスペイントの機能を突き詰めたのが、クリップスタジオの立ち位置です。
クリップスタジオ程機能が無い分、使い易い画面構成なのも特徴。
SNSに投稿したい時、ササっと描きたい時やちょっと本格的に描くときなど、幅広く使えるのも特徴です。
この他にもプロクエリエイト（漫画ツールはないけど、使い易い）やメディバンペイント等がありますので、今後紹介していきたいと思います。
お仕事はほとんどデジタル提出
漫画やイラストを後々お仕事に繋げたい場合、お仕事におけるデータの提出はほとんどの場合デジタル形式になります。
iPadで描くと勿論デジタルデータ形式ですので、そう言った面でもiPadで「慣れておく」のもiPadをおすすめするポイントです。
提出形式は大体「Jpeg」「PNG」「PSD」の為、初心者のうちからこれらの形式出力を試せるのはとても良い環境です（アナログからいきなりデジタルになり提出だととても焦る部分でありますw）
今後はより一層デジタルデータでの受け渡しが増えるので、初心者の方でもiPadを活用していく部分でここを意識出来るのはメリットだと感じております。
まとめ
以上が、初心者がiPadで漫画を描くのがオススメとなる理由です。
iPadの性能、お絵かきアプリの豊富さが抜きんでていますが、iPadでこそ出来る、持ち運びが出来る点等もオススメな大きな理由になっています。
パソコンを使って漫画を描く利点も勿論あるので、それはまた別の記事に描きたいと思います。
しかし漫画を描く入りやすさ（金銭面も含め）等もありますので、デジタルで漫画を描きたい初心者の方には大変おすすめとなっております。
Appleでは分割で安く購入出来たり、携帯キャリアで分割で購入する事も可能ですので、お財布事情に合わせて購入出来るのも素晴らしいです。
もし迷っているなら、購入をオススメします。
以上、【初心者でも安心】フリーランス漫画家がiPadで漫画を描くのをオススメする理由。でした。
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【お絵描き課長 | フリーランスイラストレーター・漫画家 / デザイナー】
ではまた。
おまけ
iPadで漫画やイラスト描く際にめちゃくちゃおすすめなのが
「ペーパーライクフィルム」です。
これは紙に描いている質感に近づけてくれるフィルムです。
著者も使用していますが、ガラスフィルムと全然違います！
もう一度言います、全然違います！
一回使用したら病みつきなので後戻りは出来ないので、そこだけはお気をつけください。あとapplepencilのペン先の消耗が若干早いです。
