【鬼滅の刃無限列車編】が大ヒットした理由を漫画家目線で考察
こんにちは。
みんさん映画「鬼滅の刃無限列車編」をご覧になられたでしょうか。
多くの方がご覧になられていると思います。
映画の興行収入記録を塗り替え、社会現象を巻き起こしている鬼滅の刃無限列車編。十数年に一度のメガヒット作ではないでしょうか。
本日は「【鬼滅の刃無限列車編】が大ヒットした理由を漫画家目線で考察」といたしまして、なぜ映画「鬼滅の刃の無限列車編」がここまでスマッシュヒットを飛ばしたのかを、漫画家目線で考察していきたいと思います。
鬼滅の刃とは
これは描かなくても良い部分かも知れませんが(大体の方が知っていると思うので)一応書いておいきます。
鬼滅の刃とは集英社の週刊少年ジャンプで連載されていた(漫画自体は終了)鬼と主人公の戦いを描いた少年漫画です。
作者は吾峠呼世晴先生。
累計発行部数1億2000万部を突破した、今なお旋風を巻き起こしている超メガヒット漫画です。
2019年にアニメが始まりました。
そして2020年に映画「鬼滅の刃無限列車編」が上映。
現在(2021.1月現在)でもスマッシュヒットを飛ばしています。
作品自体は鬼との鬼気迫るバトルやコミカルなシーンが絶妙に展開されていく作品となっております。
また個性的なキャラクターや技のかっこよさもこの作品の楽しめる要素の一つとなっております。
吾峠先生の受賞作、読み切りは増刊掲載から拝見しておりました。
(読み切りが載った短編集も出ておりますので、ご興味ある方は是非)
吾峠先生の作品は当時から独特な物でした。
これは絵柄に起因している部分もありましたが、キャラクターや演出、またストーリーも「吾峠色」がとても強かったです。
キャラクターも少し闇がある人物が多く、世に対して馴染めない、そんな中でも自分の存在意義を確保している。
そんな描写が多かったように感じられます。
それでも「少年漫画らしさ」は損なわれていなかったので、そこの技量はさすがとしか言いようがありません。
受賞作から「異彩」と称されていたので、短編集を見て感じ取ってほしいとも思います。
そんな吾峠先生の初連載が「鬼滅の刃」。
そんな鬼滅の刃が漫画からアニメ、映画になり、なぜここまでヒットしたのか。
鬼滅の刃無限列車編がヒットした理由
鬼滅の刃無限列車編がなぜここまでヒットした理由を考えてみました。
勿論原作が素晴らしいのが前提です。ここは崩せない部分であります絶対に。
それを踏まえてまずはアニメ化。
アニメ化した際に原作とは別の角度でパワーアップされた箇所があります。
それは
・絵
・動き(演出)
こちらの部分がとても大きいと思いました。
詳しく書いていきたいと思います。
まずアニメの制作会社さんufotable(ユーフォーテーブル)さん。
クオリティの高いアニメ制作会社様で、演出や作画、3DCGなど精度高く制作さされています。
鬼滅の刃を極上のアニメに仕上げていますので、その技術力の高さは折り紙つきでしょう。
そんなufotable(ユーフォーテーブル)さんによって絵と動き(演出)が昇華されていきました。
絵に関していうと「一般ウケ」する絵になっていると思います。
原作の絵柄を見た事ある方は「独特」な絵だと感じると思います。
絵の美味さは勿論一級品な吾峠先生の絵ですが、その絵をさらに一般ウケ(誰が見てもしっくりくる絵)に昇華させたのは、アニメがヒットした要因だと思います。
それは無限列車で出てくるキャラクター達の絵を見ても感じられます。
カッコいい!かわいい!と誰もが思える絵だと感じました。
この絵を一般ウケする絵に昇華させた事により、より多くのぱパイを拾えるアニメになったのは間違いなく、それが無限列車のヒットに繋がったのだと思います。
また動き(演出)の部分も凄まじいクオリティまで昇華させています。
鬼滅の刃における各キャラクターの技はとてもかっこよく、キャラクター自体を表現している大事な部分です。
その技における演出、また動きをこれでもかとクオリティ高く引き上げることにより、見ている人を鬼滅の刃という世界に引き込み、息を呑む攻防を作り出したました。
これもufotable(ユーフォーテーブル)さんの強い部分だと感じています。
また声優陣も素晴らしかったのもあげられます。
その声と絵と動きが合わさり、鬼滅の刃は新たな面を見せつつファンを獲得していきました。
そして映画無限列車編につながります。
映画にする漫画の部分の切り取り方も秀逸でした。
しかし特筆すべきは幅広い世代を巻き込む施作だったと感じています。
まず鬼滅の刃が各世代に刺さるポイントを考えてみました。
鬼滅の刃の刺さったポイント年代別予想
・ 幼稚園~小学校高学年 禰豆子の可愛さや善逸等のコメディ部分
・小学校~成人 王道漫画的な作り。 中二をくすぐる技や設定部分。
・成人~ 炭治郎と禰豆子の兄妹愛(家族愛)。各キャラの背景萌え
見事に全てを網羅しています。
これは全てを網羅しつつ、「大人を巻き込んでいる」のがポイントです。
鬼滅の刃のヒットの理由は「子供が見ているのを一緒にみてハマる大人」がとてつもなく多かった事が起因していると思います。
実際に知り合いのお父さんお母さんは子供と一緒にみてハマってしまったという方が多く、一緒に劇場に足を運んだ。という方が多かったです。
そしてそのハマった大人の方達が本やグッズを買っています。
もちろんお子さんも楽しめるつくりなので、一緒に楽しんでグッズを買う。
これって「家族でハマっている」状態なんですよね。
家族で同じコンテンツを共有できるってとても価値があって、そこにはただの浪費ではない価値が発生すると思っています。
その共有できる範囲がとても多くの人達に届いた。
これがメガヒットの理由だと思います。
ここは千と千尋の神隠しとも似ていると思っています。
千と千尋の神隠しも、お子さんから大人までが楽しめたコンテンツでした。
鬼滅の刃のこれから
映画がスマッシュヒットを飛ばした鬼滅の刃。
これからどうなるのか。
まずはアニメの第二期が始まります。
無限列車で引き込んだファンや元々のファンを抱えてのアニメですから、視聴率はそれこそ鬼のように良いでしょう。
それにともなってグッズの販売も続き、コミックの方も売れ続けていきます。
もちろんゲーム等にもなると思います。
そしてまた映画化がされると思います。
原作自体が巻数的に長くはないので、そこまで長いスパンとまではいきませんが、鬼滅ファンを満足させ続けてくれるでしょう。
まとめ
以上が「【鬼滅の刃無限列車編】が大ヒットした理由を漫画家目線で考察」でした。
吾峠先生の作風やアニメでの昇華などが多くなりましたが、自分が考えてみた部分を共有できたら嬉しいです。
もちろん他にもたくさんの要因があり、それらが複合的に絡み合ってのスマッシュヒットだと思います。
吾峠先生やufotable(ユーフォーテーブル)さん、声優陣やその他スタッフさんや企業さんの力でのスマッシュヒット。
まだまだヒットの要因はあるので、みなさんも是非考察して楽しんでみてはいかがでしょうか。
ではまた。