【漫画家・イラストレーターさんの為の】本格的ポートフォリオサイトの作り方。WEBデザイナーが解説します。
こんにちは。
本日は「【漫画家・イラストレーターさんの為の】本格的ポートフォリオサイトの作り方。WEBデザイナーが解説します。」と致しまして、漫画家さんやイラストレーターさんに向けた使う「ポートフォリオサイトの作り方」をWebデザイナーでもある著者が解説していきます。
仕事を受けるに辺り重要な「ポートフォリオ」。
ポートフォリオには色々な形がありますが、今回は漫画家・イラストレーターさん向け「サイト」のポートフォリオサイトの作り方になります。
漫画家さんやイラストレーターさんの、サイト作るのって難しい!どうやって作っていくの!?にお答え出来たらと思います。
サイト作るのを外注しなくても良い様にデザイン等が出来なくても作れる方法も書いてありますので、是非ご一読下さい。
こんな方におすすめ
・ポートフォリオサイトを作りたい方
・ポートフォリオサイトの作り方が分からない方
・ポートフォリオサイトを作って営業したい方
仕事におけるポートフォリオサイトとは?その重要性とは?
まずポートフォリオの説明をしますね。
ポートフォリオの意味は言語や業種によって捉え方が違いますので、今回は「クリエイティブ」でのポートフォリオと定義して話を進めます。
ポートフォリオはいわゆる「作品集」であり、自分の職種(転職希望職種)における実績やスキルを評価してもらうために作成する資料です。
漫画家さんやイラストレーターさんで言えば、過去の作品の実績集になります。
過去の作品をまとめた物。それらを紙でまとめたか、サイトでまとめたかの違いがあります。
・紙のポートフォリオ
紙のポートフォリオは実際に手にとって見てもらう用途で作成します。
フォルダに作品をまとめ、持ち込みに行ったり、郵送して見てもらうケースもあります。
紙媒体用で見てちゃんと作れているかを見るケースもあります。
・サイト(HP)のポートフォリオ
サイトのポートフォリオ(ポートフォリオサイト)は自分のポートフォリオをインターネット上に公開して、誰でも見れる様にした物になります。
URLを送りさえすれば、すぐに見れるのが便利ですし、情報が多くなっても紙の様にかさばらないのが良い所です。
ポートフォリオの重要性
ポートフォリオの重要性はやはり「スキルの確認」ではないでしょうか。
スキル感はどうしても見にくいので、お仕事を受ける際にはそのスキルの開示が大事になってきます。
・このくらいのスキルなら任せても大丈夫
・こんな考えを持っているなら自社に応えてくれそう
・仕事の進め方が見れて安心出来る
など、お仕事を受ける上で見てもらった方が良い部分を見せれます。
それがお仕事の受注に繋がります。
お仕事を取れるかを左右すると言っても過言ではありません。
「自分を魅せる」それがポートフォリオです。
ポートフォリオサイトに必要な物
ポーフォリオサイトに必要な物。
・作品
・サーバー
・ドメイン
作品
ポートフォリオサイトに載せる用の作品が必要です。
デジタルで作った作品が好ましいです。
基本インターネット上で見せる物なので、JPG・PNG・PDF形式で出力した物。
紙ベースをスマホで撮って載せても良いですが、やはりデジタルで描いた物の方が綺麗に見えますので、デジタルが良いです。
またデジタルで描く際にのサイズにも注意。
あまり小さいサイズで描くと、サイトに載せた際に荒れます(大きさに合わせようと縮めたり、伸ばしたりする為)。
1200px(ピクセル)以上あればほぼ荒れないです。
しかし一枚絵どーん!と載せたいなら2000px以上は欲しいです。
(PCモニターが大体1920pxなので、それに合わせて)
作品は出来れば様々なテイストを載せるのをお勧めします。
使う案件によってテイストを固めてる企業様が多い為です。
しっかりしたサービスなら硬めの絵柄。
柔らかいイメージのサービスならかわいい絵柄。
と企業様側もイメージをしている事が多いので、それに対応出来ます!と作品でアプローチしましょう。
サーバー
サーバーも必要となってきます。
サーバーとは分かりやすく説明すると、「土地」になります。
ここに「ドメイン」という住所を設定すると「家」というサイトに訪れられる様になります。
その土地を契約(レンタル)します。
使いやすくメジャーなのが下記のサーバーです。
エックスサーバー ロリポップ!エックスサーバー
エックスサーバーは「国内シェアNO1。サーバー速度NO1」のレンタルサーバーです。
自分もエックスサーバーを使用していますが、使いやすいのが特徴です。
各プランの最安値月額料金プラン
X10 | X20 | X30 | |
初期費用 | 3,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
月額料金(最安値) | 900円〜 | 1,800円〜 | 3,600円〜 |
X10 | X20 | X30 | |
ディスク容量 | 200GB | 300GB | 400GB |
データベース数 | →無制限 | →無制限 | →無制限 |
転送量 | 150GB/日 | 180GB/日 | 200GB/日 |
※2020年5月20日より、データベース数が無制限となりました。
ディスク容量とは画像等のデータを入れておける容量、転送量は1日にデータ容量となっております。(データベース数は気にしなくてOKです)
基本的にX10プランを契約すれば問題ないです。
もしデータ等で心配になってきたら上位プランに変更すればOK(自分は3年間くらい使用していますが、未だにデータ量は圧迫すらしておりません)
X10の月額料金プランの詳細
契約期間 | 月額料金 | 月額料金合計 |
3ヶ月 | 1,200円 | 3,600円 (1,200円×3ヶ月) |
6ヶ月 | 1,100円 | 6,600円 (1,100円×6ヶ月) |
12ヶ月 | 1,000円 | 12,000円 (1,000円×12ヶ月) |
24ヶ月 | 950円 | 22,800円 (950円×24ヶ月) |
36ヶ月 | 900円 | 32,400円 (900円×36ヶ月) |
X10プランの料金プランです。
長い契約ほど、割安になっていきます。
長期でポートフォリオサイトを使用するのが大半なので、長期契約の方がお得だと思います。
こちらは(2021.1.7現在の価格です)
また他の量金プランは下記から確認を。
またエックスサーバーはSSL化(通信を暗号化する技術。今の時代は必須)とワードプレス(簡単にサイトを管理するシステム。今回使います)を簡単に導入できる部分もとても安心なレンタルサーバーとなっております。
料金や使いやすさを考えても大変使いやすいサーバーとなっております。
サーバー契約キャンペーンとして、無料でドメインが付いてきたり、初期費用割引など、お得感も万歳です。(ドメイン月額料永久無料はかなり魅力的)
ロリポップ
もうひとつのおすすめサーバーはロリポップです。
低価格で使いやすいレンタルサーバーになっています。
月額料金
エコノミー | ライト | スタンダード | ハイスピード | エンタープライズ | |
---|---|---|---|---|---|
無料お試し期間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 | 10日間 |
初期費用 | 1,500円 | 1,500円 | 1,500円 | はじめやすい 0円 | 3,000円 |
契約期間ごとの月額料金 | |||||
1ヶ月 | 100円 | 300円 | 600円 | 1,000円 | 2,300円 |
3ヶ月 | 100円 | 250円 | 600円 | 1,000円 | 2,300円 |
6ヶ月 | 100円 | 250円 | 500円 | 750円 | 2,000円 |
12ヶ月 | 100円 | 250円 | 500円 | 750円 | 2,000円 |
24ヶ月 | 100円 | 250円 | 500円 | 630円 | 2,000円 |
36ヶ月 | 100円 | 250円 | 500円 | 長期契約でお買い得 500円 | 2,000円 |
ディスク容量 | 20GB | 100GB | 150GB | 250GB | 1TB |
転送量 | 50GB/日 | 100GB/日 | 150GB/日 | 250GB/日 | 400GB/日 |
こちらは(2021.1.7現在の価格です)
詳しくは下記リンクからご確認下さい。
ロリポップもまた、料金と使いやすさを兼ね備えたレンタルサーバーとなっております。
どちらも人気があり、お勧めのレンタルサーバーです。
ドメイン
次にドメインが必要になります。
先も説明しましたが、ドメインは「住所」の役割になります。
https://strategy-manga.mitsuo-labo.com
↑こちらがドメインになります。
このドメインを検索バーに入力すると、そのサイトまで飛べる。という事です。
なので、この住所の名前は慎重に決めましょう。
それがご自身の今後使っていく住所となるので。
また一度取得したドメイン名の変更は出来ないので注意が必要です。
(再度別のドメインで取り直すのは可能です。)
かっこいいドメイン名、かわいいドメイン名、忘れられないドメイン名。
すごい悩んで良いので、これだ!というドメイン名を考えましょう。
※すでに使用されているドメイン名は使用できません。
自分がお勧めするドメイン取得サービスは下記の
ムームードメインムームードメインが一番メジャーなドメイン取得サービスで、自分はこれしか使っていないので、こちらをお勧め致します。
(ムームードメインはロリポップと連携しやすいのも特徴)
ドメインに関しは価格がバラバラなので、料金表はありません。
ムームードメインに登録して、自身の考えたドメインを取得しましょう。
また「.com」「.co.jp」等の有名なドメイングループはお高いです。
そしてそれぞれに意味があるので、調べてみると面白いですよ。
このドメインがエックスサーバーではキャンペーンで無料で取得出来ちゃうのがお得だなと思っています。
またドメインとサーバーは「紐付け」が必要ですので、各サーバーとムームードメインの紐付け方法をググって実行しましょう。
(難しい作業ではないので、記事を見ながら行いましょう)
ポートフォリオサイトを作っていく
必要な物を揃えたら、実際にポートフォリオサイトを作っていきましょう。
まずは先に説明した通り取得したサーバーとドメインを紐付けします。
紐付けが反映されるのに時間がかかる場合があります。
それが完了したらWordPress(ワードプレス)をインストールしましょう。
WordPressとはサイトを管理しやすい様にするシステムです。
現在世界の4割のサイトがこのWordPressを使用していると言われています。
(ブロガーさんが多く使っているのがWordPressです)
そして先のエックスサーバーとロリポップはこのWordPressを簡単にインストールができちゃいます。
名前も「簡単インストール」と謳っています。
ここも本当に簡単で、それぞれのサーバーサイトが丁寧に解説してくれているので、手順にしたがってWordPressをインストールしましょう。
これであなたのサイトが立ち上がりました。
あとはデザインをしていきます。
ここが一番面白い部分となっております。
でもデザインなんてした事ない。難しそう。と思う方も多いとおもいます。
しかしご安心下さい。
WordPressには「テーマ」というものがございまして、それをインストールすればデザインも反映される仕組みとなっております。
このテーマには無料版、有料版と存在しますが、デザインに携わった事ない方は迷わず有料版を選びましょう。
無料版でやろうとすると、知識が必要ですし、デザインが崩れてスマホでうまく表示されない。見にくい。などが起こります。
ポートフォリオは「見てもらう」ための物ですので、デザインに関しては自己投資しましょう。
現在の有料テーマはそれはそれは使いやすく、デザインが整ったばかりの物ですので、長い目で見ても買って損はない物です。
自分も購入していますが、本当に使いやすいですWebデザイナーからしても。
じゃどんなテーマを買えばいいのか?
自信をもってお勧めするテーマ、それを作る会社を紹介します。
WordPressテーマを制作している「TCD」。
こちらの会社様で作るテーマはとてもデザイン性にすぐれ、そして使いやすい痒い所に手が届くテーマとなっております。
著者も何度も購入させて頂きましたし、勤めていた会社でも使わせて頂いておりました。
クオリティも実績もあるテーマ制作会社様なので、間違いないと思います。
これから自分のお勧めのサイトを紹介していきます。
以上が自分的にポートフォリオとして使いやすいデザインのテーマです。
わりかし最近出たテーマが多いです。
最近出たテーマはよりデザインのカスタムが自由で簡単なので大変おすすめです。(若干古いと上記が弱いので注意が必要です)
ある程度デザインを組んでくれているので、あとは自分のコンテンツを放り込んでいくだけです。
基本的なページ構成。
・TOP
・自己紹介
・実績(無い場合は作らなくてOK)
・サンプル
・お問い合わせ
以上のページがあると、企業様が判断する上で便利です。
TOP
↪︎サイトの一番初めのページです。顔と行っても良いページなので、訴求したい部分を載せまくりましょう!
自己紹介
↪︎自己紹介のページです。自身の経歴やスキルを紹介しましょう。こんな事ができます!と書いておくと、企業様側のすり合わせが出来るので、積極的に書いていきましょう。
実績
↪︎実績がある場合は実績のページを作りましょう。ただし、実績に関しては依頼された側に承諾を得てからにしましょう。実績公開NGなクライアント様もいますので。
サンプル
↪︎このページにはサンプルを載せましょう。自分の作ったサンプルを載せることになるので、二次創作等はなるべく控え、オリジナルのサンプルにしましょう。
お問い合わせ
↪︎お問い合わせのページです。訪問してくれた方がお問い合わせをしてくれるれるようにお問い合わせのページを設置します。このお問い合わせは「プラグイン」という物を使い作成します。
以上のページを作っていきます。
これでサイトとしての形はできました。
自分の作品をこれでもかと掲載し、アプローチしましょう。
サイトURLを掲載していく
サイトが完成したら、URLを掲載していきましょう。
Twitterや、Facebook。
また営業する先に送ることもできます。
QRコードにして渡すことも可能です。
インターネット上に存在するので、いつでもどこでもあなたのポートフォリオがみれる状態になっています。
積極的に掲載し、渡していきましょう。
まとめ
以上が「【漫画家・イラストレーターさんの為の】本格的ポートフォリオサイトの作り方。WEBデザイナーが解説します。」です。
ポートフォリオサイトの作り方は中々出ていなかったので、今回少しでも役に立てればと思い記事を書きました。
少しでもお役に立てれれば幸いです。
ではまた。